2012年3月に大学を退職し、すでに7年経ちました。退職後は週に2回、非常勤の講師として日本語とコンピュータ関係の科目を担当してきましたが、今年も引き続き授業を担当させていただくことになりました。この1月で80歳になり、体力、気力、記憶力の衰えは隠せませんが、今までお世話になった恩返しと考えて登校日には可能な限り学生さんのサポートをしたいと考えています。
大学のご厚意で研究室を使わせていただけることになり、今年も従来通り、将来、就職後日本語やパソコンで困ることのないよう、日本語の学習に加えて、Excelは検定試験1級を取得するための勉強会と、母国を離れて生活している留学生さんのサポートに力を注ぐつもりです。
なお、研究室は退任後、202号室から、453号室、さらに、情報センターの隣の小部屋に引っ越しましたが、長い間「Room202」で暮らして来ましたので、ホームページの呼称は「昔の名前、Room202」を残しておくことにしました。
今月の最大のTopicsは元号が「平成」から「令和」に変わったことでしょう。写真は4月1日の菅官房長官による新元号の発表と、5月1日の新聞をご覧ください。平成時代に聖泉大学を卒業された卒業生さん、是非、学校の桜の写真を見てください。大分大きくなったでしょう? 令和の母校に里帰りして欲しいですね。
2019-4-6(日)、恒例のお花見に行きました。山科駅に集合して、琵琶湖疎水の桜を見たのち、南禅寺まで一山超えるハイキングを楽しみました。昨年の台風で倒れた大木が道をふさいでいたり、あちこちに倒木が転がっていたりして、ちょっと山に入ると台風の傷跡がいまだに残っています。
山越えを終わって、京都の街に出ると、満開の桜見物でものすごい人の波、インクラインや円山公園の枝垂れ桜はきれいでしたが、人込みにもまれて疲れました。公園の中を歩くのは、山歩きよりも疲れます。
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2019-4-28(日)、京都市環境保全センター(下水処理場)を見学し、名物の130メートルも続く藤棚を楽しみました。久しぶりに毛一鳴君ご一家が参加してくれ、可愛い2世と面会できました。昼食を食べて解散後、家内と卒業生二人(李娜、李艶燕)で植物園に行きました。珍しい植物や夜昼逆転室(夜咲く花を昼間に見せてくれる)を楽しみました。
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2019-5-3(祭日)、2014年卒業の童麗娟さんが新婚旅行で日本に来てくれました。一日京都で遊びたいとのことだったので、「どこかご案内しましょう」と希望を伺ったところ、学生時代にみんなで出かけた「山歩き」をしたいとのことでした。ちょうど蹴上浄水場の躑躅(つつじ)が綺麗な頃なので、まず、躑躅を見学後、蹴上から山に入り、一山超えて御陵(みささぎ)まであるきました。元気なお二人なので、次は伏見稲荷にまわり、「三の辻」まで登りました。新婚旅行で訪ねてくれる卒業生は時々いますが、新婚さんを山歩きにご案内したのは初めての経験でした。山好きの老教師としてはとても楽しい一日でした。
2019-5-5(日)、今年も野洲市の兵主大社さんのお祭りに招待していただき、卒業生も含め、総勢20名でお御輿担ぎに参加しました。普通、お祭りは「見るだけのもの」ですが、お揃いの法被を着てお神輿を担ぐという貴重な体験をさせていただくことができました。好天に恵まれ、私自身も令和初のお祭りを学生さんたちと一緒に楽しみました。お祭りの日は毎年5月5日で、丁度こどもの日のため、神社の近所には鯉のぼりが泳いでいます。また、学生さんたちも地元の方に教えていただきながら、この地方に伝わる大太鼓を叩かせていただきました。
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2019-7-13(土)、大阪道頓堀の「中国茶房エイト」にて、関西在住の卒業生に声をかけたところ、初参加の山口先生を入れて、15名が集まりました。集まったのは、左列奥から、王俊娜、彭嘉、鄭芳、李艶玲、山口先生、李艶燕、易叔宇、右列奥から王唯実、付熙嬋、李娜、羅佳如、梁コウ、王浩ケツ、隋易セイ(敬称略)、私を入れて15名です。色々な学年の卒業生がいるので、どこかに、ご覧になる方の同期生がいらっしゃるのではないでしょうか?
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2019-7-27(土)、2014年に卒業後、大阪大学大学院で経済学を専攻し、2年間日本で働いた後帰国し、現在湖南省衡楊市の大学で経済学を教えている馬力文さんが、夏休みを利用して同僚と一緒に日本に来てくれました。ご友人が京都は初めてとのことでしたので、まずは伏見稲荷を参拝し、立ち並ぶ鳥居を見ていただきました。
次に、いくつかの候補の中からご希望により、京都鉄道博物館に行き、日本の鉄道の歴史を見学・体験していただきました。写真は1964年に開通した新幹線の、初代の車両に乗り込み、その運転席で写したものです。
2019-8-4(日)、京都府立植物園で約1,000鉢を準備して朝顔展をやっているというので見に行きました。近隣に住む卒業生に声を掛けたら3人付き合ってくれました。さすがに専門家が育てた朝顔は見事でした。朝顔は朝の内が綺麗なので、早起きして来た甲斐がありました。真夏の植物園も樹木が多いこともあり、午前中はそんなに苦痛ではありません。カンナ、向日葵(ひまわり)、蓮、水蓮、百日紅(さるすべり)など、暑さに負けず頑張って咲いています。
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2019-8-11(日)、夏休みに来てくれた二人目のお客さんは、2016年卒業の張彤暉さんがご両親、妹さんと一緒に京都に現れました。最初に京都タワーに登り、360度の展望を楽しんだ後、ご希望の京都国立発物館に行きました。めちゃめちゃ暑い日でしたが、博物館は思ったより観光客が少なく、涼しくて、ゆっくりと平安時代から江戸時代の文物を鑑賞することができました。歴史好きのお父様、ご満足いただけたでしょうか?
2019-9-5(木)、8月中旬に肋骨にひびが入り2週間の治療と静養を強いられました。ようやく痛みもなくなり元気が出てきたので、運動(と言っても歩くだけですが)の試運転に日帰りで高野山に行ってきました。南海高野線は橋本付近から急勾配と急カーブをあえぎながら登り、最後の300メートル強はケーブルカーで高野山に着きます。今日も近畿地方は32~34度の残暑でしたが、標高800m強の山の上は25度とお散歩には最適。夏休み日本に残っている留学生に声を掛けたら、11名が参加してくれ、計12名で奥之院の杉林をはじめ、16,000歩ほど歩きました。大阪に戻ったらもう日没、ご飯を食べて、大阪の夜景を見て彦根に戻りました。集合記念写真は我々のために法話をしてくださった金剛峯寺の御坊様とご一緒に撮ったものです。
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2019-9-10(火)、2019年度前期卒業式(学位授与式)が行われました。学長先生の祝辞、卒業生代表の謝辞などのあと、表彰、記念撮影などがあり、計24名が巣立って行きました。教員としては喜びとともに一抹の寂しさもあり、複雑な感情の式典です。私の留学生に対する思いは「来た時よりも日本を好きになって帰ってほしい」という思いでお付き合いしてきました。その思いが通じて、いつかはまた、日本に、彦根に、里帰りしてほしいものと思って送り出しました。
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2019-9-12 & 26、9/10に卒業された皆さんとお別れに海を見に行きました。日程が合わず、2回に分けて同じところを回りました。2回の参加メンバーは最初の2枚の写真に写っています。いずれも私の研究室の常連さんばかりです。
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2019-9-29(日)、東京に出かける用事があったので、東京近郊にお住いの卒業生に声を掛けたところ、写真のように大勢の卒業生が集まってくれました。夕食会がメインイベントですが、有志で浜離宮から浅草橋までの水上バスに乗船しました。私の東京観光に付き合ってくれたのは10名、夕食会には卒業したばかりの新人から、家族連れも含めてにぎやかに楽しいひと時を皆さんと共有することができました。
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2019-10-27(日)9月末に4回生の皆さんと、大阪・神戸に遊びに行こうと約束していたのが、日程的に実施できなかったのですが、ひと月遅れでやっと実現しました。右の写真は、最初の訪問地大阪市役所前で写したものです。
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2019-11-09(土)来日されたばかりの新入生さんを伏見稲荷・京都御苑にご案内しました。一部のゼミの行事と重なったため、2回に分けて行いました。
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11月16、17の両日、学園祭が開催されました。例年通り、現役の学生さんに加えて、多くの卒業生が訪ねてくれました。今年の学園祭では初めての試みとして、「留学生による日本語スピーチ」が披露されました。5人の弁士がそれぞれの日本での生活の様子や、将来の夢を語ってくれ、学長先生から「スピーチを聞いて留学生の努力ぶりが分かり感動した」と講評をいただきました。また、茶道部員の留学生さんからお茶の楽しみ方を教えてもらったり、方先生のゼミ生が出店したタピオカ飲料の模擬店の売り上げに協力したり楽しく2日間を過ごしました。
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2019-11-23(土)、今年も例年通り、希望者を募って、現役の学生さんのほか、卒業生も4名参加してくれ、総勢17名でハイキングを兼ねた紅葉狩りに出かけました。山科駅に集合し、琵琶湖疎水と本圀寺の紅葉を鑑賞しました。その後、山越えして南禅寺へ。山道には、昨年9月15日の台風で倒れた大木がまだそのまま放置されている所(写真参照)もあり、昨年の強風の恐ろしさを思い出しました。南禅寺は週末ということもあって、すごい人で歩くのも大変なほどでした。つぎに真如堂の紅葉を鑑賞、ここはそれほどの混雑はなく、三重の塔をバックにきれいな写真が撮れました。さらに吉田山を越えて京都大学の学園祭を見学、ここで解散して、元気な人はさらに繁華街に繰り出しました。
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2019-12-26(木)例年の通り「一年に一度の贅沢をしよう!」ということで、小澤先生と共同で企画して、総勢20人で敦賀まで「蟹を食べて露天風呂を楽しむ会」に出かけました。食べ放題の蟹の他に、ふぐ鍋、刺身、天ぷら、デザートなどの昼食をいただいた後、普通の温泉以外に露天風呂やサウナ風呂、さらに希望者は温水プールを楽しみ、帰途につきました。真冬の露天風呂を初めて経験した学生さんは「どんなに寒いかと思ったら、逆に、とても温まった」とびっくりしていました。さらに希望者は帰途、途中下車して「木之本地蔵院(きのもと・じぞういん)」を参詣し、このお寺の名物の「戒壇巡り(かいだんめぐり)」をして、全く明かりのない「真の暗黒の世界」を体験しました。
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ここ数年途絶えていた「春節パーティー」が留学生学友会のご努力により、期末試験の終わった1/31の夕刻行われました。非常勤講師の私もご招待いただき、留学生の皆さんとご一緒に春節をお祝いしたくて、また、授業で顔を合わすこともない4回生の皆さんの顔も見たくて、参加させていただきました。ご馳走をいただきながら談笑したり、歌やダンスが披露されたり、ゲームをしたり、楽しいひと時を楽しませていただきました。
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2020-2-11 この季節に長浜の慶雲館で開催されている盆梅展に数人の学生さんと一緒に行ってきました。今年の最大の見ものは「不老」と名付けられた推定樹齢400年という紅梅でした。その他、丹精を込めて作られた見事な盆梅を堪能することができました。その後、長浜城の天守閣から琵琶湖と冠雪した伊吹山を展望し、鉄道文化館、海洋堂展示室、ヤンマーミュージアムなど見学して楽しく一日を過ごしました。
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2019-2-16(日)、BNN(びわ湖日本語ネットワーク)主催の滋賀県日本語スピーチ大会が近江八幡で行われ、聖泉大学から周晨芳さんが発表されました。きれいな漢服姿で、流暢な日本語で「漢服と和服」について立派なスピーチをされ、会場から大喝采を浴びました。彦根での生活と学習の良い思い出になったことでしょう。