2012年3月に大学を退職し、5年経ちました。退職後は週に2回、非常勤の講師として日本語とコンピュータ関係の科目を担当してきましたが、今年も引き続き授業を担当させていただくことになりました。すでに78歳になり、体力、気力、記憶力の衰えは隠せませんが、今までお世話になった恩返しと考えて登校日には可能な限り学生さんのサポートをしたいと考えています。
大学のご厚意で同じく特任講師の今西先生と共同で研究室を使わせていただけることになり、今年も従来通り、パソコンの苦手な学生さんのための親切サポートと、母国を離れて生活している留学生さんのサポートに力を注ぐつもりです。
イベントのたびごとに、なるべくこまめに記録を更新していく予定です。なお、研究室は202号室から、453号室、さらに、情報センターの隣の小部屋に引っ越しましたが、長い間「Room202」で暮らして来ましたので、ホームページの呼称は「昔の名前、Room202」を残しておくことにしました。
2017-4-9(日)、恒例のお花見に出かけました。今年は山科琵琶湖疎水と毘沙門天の桜を鑑賞した後、地下鉄で蹴上に行き、南禅寺・インクライン付近の桜を見物しました。あいにくの曇天でしたが、ちょうど満開の桜を見物できる日曜日とあって、毘沙門天、インクライン付近はものすごい人でにぎわっていました。今年も見事な桜を楽しむことができて幸せでした。
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京都市水道局の鳥羽下水処理場には130mも続く立派な藤棚があります。毎年、藤の咲く季節に数日だけ一般開放され、同時に下水処理の工程を見学することができます。蹴上にある浄水場の躑躅(つつじ)とともに毎年見に行きますが、今年は見学希望の学生さん数人がご一緒してくれました。2017-4-30(日)、京都駅に集合して直通バスで約15分、到着後、若干の悪臭を伴う、下水の流入口から、一連の処理を経て河川に放流できるまでの浄化過程を順を追って見学後、お目当ての藤棚を鑑賞しました。
その後、京都駅に戻り、イオンモールで昼食後解散しましたが、その後、地下鉄で府立植物園に行き、付き合ってくれた学生さんと一緒に、一般的な春の花以外、見たこともないような花をたくさん見ることができました。
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2017-05-03(水・祭日)、山科駅で集合し、琵琶湖疎水を散策後、山に入り、東山連峰を横断して蹴上に抜けました。ちょうどツツジが見ごろで、京都市水道局の浄水場が一般開放されていたため、見学できました。卒業後はじめて顔を見せてくれた参加者もいて、楽しいひと時を共有できました。
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2017-5-5(金・祭日)、今年も野洲市にある兵主(ひょうず)大社さんのお祭りに滋賀県内で学ぶ留学生をお神輿の担ぎ手として招待してくださいました。聖泉大学としては初めて参加してから今年で4回目になります。今年もいろいろな大学から大勢の留学生が参加、神社前に集合後、全員法被姿に着替え、お祓いを受けたのち、お神輿担ぎの練習に入りました。兵主祭には女性が担ぐあやめ神輿とあやめ太鼓があり、本番の行進では、沿道からは一段と大きな拍手で迎えられました。普通観光客としては、お神輿は眺めるだけのものですが、実際に担ぐという経験をして、日本の伝統行事を本格的に味わうことができました。
たまたま、研修のためご来日中の湖南科技大学日本語学科学科長の朱老師も参加され、教え子たちとご一緒にお祭りを楽しんでいただけました。
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2017-6-18(日)、湖南科技大学日本語学科学科長の朱老師が、研修のためご来日されたので、聖泉大の学生、卒業生で、湖南科技大出身者に声をかけたところ、多数のご参加を得て、神戸観光を兼ねた歓迎会を行いました。まず、阪神大震災記念館(正式名称は「人と防災未来センター」)を見学して地震の恐ろしさと神戸の復興の足跡を見ていただき、次に神戸中華街(南京町)を散策がてら昼食。もう一度JRにのり、舞子公園に、砂浜では靴を脱いで海に入ったり、エレベータで橋桁の上の観光用散策路を歩きました。さらに神戸市役所の24階の展望台に登り、最後に市役所前の花時計を楽しみました。
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我が家から10kmほど行った田圃の真ん中に「芦刈園」という紫陽花をテーマにした公園があります。昨年までは毎年車で見に行ったのですが、今春、家内ともども運転免許証を返納したので、たまたま訪ねてきてくれた卒業生さんと一緒に自転車を借りて見に行きました。管理人さんに聞くと「今年は5月の気温が高すぎてやや不出来」とのことでしたが、それでもきれいに咲いていました。
毎朝の散歩道にある公園で大きな合歓木(ねむの木)があり、毎年、この季節になるときれいな花をたくさんつけてくれます。一つだけで咲くことなく、いつもいくつもの花が一緒に開花するので合歓木という名前が付いたそうですが、本当に「仲良く咲いている」という感じがして大好きな花の一つです。
2017-7-15(土)、女子留学生弁論大会が行われ、本学から李娜、田思雨、陈漂岚、叶蕙婧、罗佳洳(敬称略)の5名が参加しました。いずれも、頑張って原稿を書き、暗唱し、立派なスピーチをしてくれました。山口先生や学生さんも応援に来てくださり、交流会も含めて大いに盛り上がりました。
審査の結果、李娜さんが優勝、田思雨さんが準優勝、叶蕙婧さんが会場参加者による投票で決まる第1位賞と、全ての賞を本学の学生さんがいただくという結果になりました。発表風景とそれに引き続いて行われた懇親会の様子をご覧ください。
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2017-7-15&17(土・月)、京都の夏の風物詩と言えば、何と言っても祇園祭でしょう。今年も、7/15、祇園祭宵宵山(ぎおんまつり・よいよいやま)に行ってきました。女子留学生弁論大会の終わったあと、余力の残っていた学生さんと一緒に、明るいうちに狙いを付けた、山や鉾を観察し、日が落ちてから音楽と雰囲気を楽しんできました。
7/17はお祭りのメインイベント、山鉾巡行です。来てみると、やはり実物は迫力が違います!「来てよかった!」が素直な感想です。山鉾が方向転換をする「辻回し」は河原町御池の交差点で見物しましたが、人でいっぱいで、本体が回転するのを遠くから見るのがやっとでした。写真は岩戸山の辻回しの様子。それにしてもものすごい人出、食事場所を探すのも一苦労、さすが日本三大祭りの一つです。78歳の老人には結構な運動量でくたびれましたが、それでもお祭りは大好き、「来年も見に行くぞ!」。
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2017-8-6(日)、女子留学生弁論大会(近畿大会)があり、本学3回生の羅佳洳さんが滋賀県代表として出場しました。「私の留学生活、これもご縁でしょうか」という演題で熱弁をふるってくれました。惜しくも入賞は逃しましたが、審査員からは良いスピーチだったとほめていただきました。終了後応援に来てくれた学生さんと一緒に夕食を食べてから通天閣に登り、夜景を楽しみました。
2017-8-8(火)、日本の夏の風物詩と言えばまずは花火でしょう。今年も彦根の花火大会には、多くの留学生さんが浴衣を着て見物に行きました。私は大津の花火大会に行こうかと思いましたが、暑さと人込みを考えたら嫌になり、TVの実況放送で我慢しました。写真はTVの画面をカメラで撮影したものです。
2017-8-13(日)、京阪神にお住いの卒業生に声をかけて神戸で同窓会を行いました。私の行きつけの中国料理屋さん「楽園」で食事をしたあと、中華街(南京町)を散策しました。短大時代の卒業生から、最近の卒業生まで、「初めて顔合わせ」の方も多かったので、それぞれの方から自己紹介を兼ねて近況報告をしていただきました。参加者は左から、李艶玲、馬力文、尹佳、田中、陳未希、尚勇、尚亮、毛一鳴の皆さんです。今後も時にはこのような同窓会を開催したいと思っています。
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2017-9-12(火)、秋入学の留学生17名を含む19名の卒業生が巣立っていきました。教師として卒業生を送るのは嬉しさと同時に寂しさを伴った不思議な気持ちになります。中国に帰る方は、是非、機会を見つけて日本に遊びに来て欲しいし、日本に残られる方は、学園祭やハイキングなどのイベントに参加していただくなど、再会のチャンスを楽しみにしております。写真でご覧の通り、今年から卒業式の後、ホテルでお別れパーティーが行われることになり、別れを惜しみました。
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17名の卒業生と入れ替わりに23名の秋入学留学生が来てくれました。10月12日、簡単な歓迎会を日本語研究会の先生方が中心になって行われました。各人、日本語で自己紹介をしたり、隣席の方々とお話ししたり、新しい生活が始まりました。皆さん、有意義に楽しく学習して留学の目的を達成してほしいものです。
2017-10-28(土)、7年余り日本で活躍してきた馬力文さんが帰国されることになったので、送別会を兼ねて大阪でミニ同窓会を行いました。主賓の馬力文さん以下、15名でにぎやかな送別会になりました。道頓堀のグリコの看板前に集合後、中国料理でゆっくり昼食をとり、その後、希望者でNHK大阪スタジオと大阪歴史博物館に遊びに行きました。
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2017-11-3(金、祭日)、秋入学の新入生さんに声をかけて、近年、来日外国人の間で京都一の人気を誇る伏見稲荷に出かけました。絶好の秋晴れに恵まれ、鳥居の赤と青空が見事に調和して新入生を歓迎してくれました。さすが人気No1の観光スポットで、3連休の初日ということもあり、猛烈な人出でしたが、少し上ると人もかなり少なくなり、圧倒的な鳥居の数や、多種多様な神々を興味津々で見学して回りました。参道の屋台街で昼食後、京都の繁華街に移動し、その後は数人ずつのグループに分かれて、京の街歩きを楽しみました。
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2017-11-18/19(土・日)、恒例の万聖祭(学園祭)が行われました。二日間ともあいにくの曇天(時々小雨がぱらついた)でしたが、例年通り、模擬店が多数店開きし、部活の紹介、ちびっこ相手のアトラクション、歌や踊りなど各種パフォーマンス、着物ショー、福引大会などでにぎわいました。
今年のTopicsとしては、たまたま日本で研修中の湖南科技大の朱老師が訪ねてくださり、中国での教え子さんたちと歓談されました。10月に来日したばかりの新人から、科技大日本語学科第一回の卒業生まで、たくさんのお弟子さんが集まってくれました。
山口ゼミ、方ゼミは模擬店を出し頑張っていました。とくに、方ゼミの茶卵はとてもおいしかったです。ひとつ食べたら、もう一つ食べたくなりつづけさまに二つ食べました。
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2017-11-22(水)、2013年度交換留学生だった虎少娥さんが3年振りに友人を連れて日本に里帰りしてくれました。本人は在日中、奈良に行けなかったことを残念がっていましたので、3人で奈良を散策しながら、昔話を楽しみました。
2017-11-23(木、祭日)、恒例の紅葉狩に京都に出かけました。在学生、卒業生に声をかけたところ、総勢21名となり、ワイワイガヤガヤとにぎやかに紅葉見物ができました。散策コースは、南禅寺からスタートし、黒谷、真如堂を経て京都大学に行き、開催中の学園祭を見学、いろいろ並んでいる模擬店で昼食をとりました。その後、約半数の希望者を嵐山にご案内しました。嵐山はさすが、京都一、二を競う紅葉の名所、紅葉見物の観光客でものすごい混雑の中を、天竜寺からスタートし、竹林の道、周恩来氏の詩碑と回って、渡月橋に着いた頃にはすっかり日が落ちて、三日月を仰ぐことができました。今年は関西大学で研修中の湖南科技大学の朱老師と、来日中の2013年度交換留学生だった虎少娥さんが参加され、晩秋の京都をご一緒することができました。
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2017-12-27(水)、数年前から「年に一度の贅沢をしよう!」ということで、裏日本まで蟹と温泉を楽しみに行くようになりました。昨年まで3年連続で出かけた福井県敦賀の施設が今年は営業していないため、今年は京都府北部の「天橋立(あまのはしだて)」に出かけました。経費節減のため、JRの「青春18切符」を利用したため、何度も乗り換えながらやっとたどり着きましたが、途中は車窓から雪景色をみたり、カードゲームやパズルをして遊びました。
蟹料理は予想通りVolumeたっぷりで、一匹丸ごとの姿茹でのほか、焼きガニ、蟹鍋、蟹刺し、蟹雑炊など私には食べきれませんでした。露天風呂ですが、「気温0度近い真冬に戸外で風呂に入るなんて、日本人は狂っているのではないか?」と言った外国人がいるそうですが、こればかりは実際に体験してみないとその良さは絶対にわかりません。おそらく、ほとんどの留学生さんは初めての経験だったでしょうが、如何でしたか?
残念だったのは、お風呂にゆっくり入っていたのと、雪がちらついていたので、天橋立を見学する時間がなかったことです。日本三景の一つである観光名所に行きながら、残念でしたが、季節の良い時に行きなおしていただいたらと思います。
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2018-1-6(土)、2012年度交換留学生だった王俊娜さんがボランティア先で知り合った莫黎明君と結婚式を挙げられ、夫君の実家(杭州)で行われた式典に参列してきました。40余りの大きな丸テーブルに、ご来客は500人は超えていたと思われる壮大で立派な伝統的な結婚式でした。昨年結婚した同期の鐘鳴さんと夫君の沈柞君、同時期にに在学した杭州の住人、劉桂成君も参列され、大勢の来客とともににぎやかにお祝いしました。
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2018-1-7(日)、杭州で勤務している劉桂成くんと実家が近い劉嘉愉さんが杭州観光の案内をしてくれました。前日結婚式に参加してそのまま杭州に宿泊した沈柞・鐘鳴夫妻、蘇州から来てくれた田晨晨さん、広州からわざわざ来てくれた蒋章明君、虎少娥さん、荊連連さんに、新郎の友人で日本から結婚式に参加された洪維坤君が加わって、賑やかに杭州植物園と西湖を観光しました。夕食には美味しい浙江料理をご馳走になり、おまけに、私の誕生日をおぼえていてくれて、少し早いけどお祝いしましょうと、ケーキまで用意してくれました。久しぶりに中国に帰国して活躍している卒業生さんたちとお話しすることができて、本当に楽しい2日間でした。なお、沈・鐘ご夫妻はちょうど昨年の1月7日が結婚式で、結婚一周年を一緒に祝わせていただきました。
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2018-1-21(日)、この3月に大学院修士課程を修了して帰国される周莉さん、彭蕊薇さん、寥殊穎さん,
韓穎妹さんの送別会を大阪で開催しました。留学経験を生かして母国で活躍されること、時には彦根のことも思い出して、機会があれば日本に遊びに来てほしいと思いつつお別れしました。昼食会のあと、希望者で長居植物園を散策しました。紅梅、白梅をはじめ、水仙、山茶花、早咲きの桜など可愛い花たちが我々を迎えてくれました。
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2018-3-21(水、祭日)、3/22に、昔の勤務先の会合があるため、一日早く東京に来て、東京在住の卒業生さんたちと会って来ました。王彦钰さんに勤務先である東芝の未来科学館を案内してもらい、分野こそ違いますが、久しぶりにScienceの一端に触れることができ、昔の研究者時代を思い出しました。
夕刻、池袋に集合し、卒業生さんたちと、昔話に花を咲かせながら、中国料理をおなか一杯いただきました。元気にたくましく生きている卒業生さんたちを見て、改めて、自分が年を取ったことを実感させられました。
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