台北の老街(1)、迪化街

 迪化街は清朝の時代から栄えていた台北きっての老街。薬屋(無論漢方薬)、乾物問屋、布問屋,お茶問屋などがひしめいており、レトロな建築物も多く、観光客にも人気があります。
 ここに行けば古い右書き看板も残っているのではないかと思って出かけてみたところ、この近辺で期待通りたくさんの右書き看板に出会うことが出来ました。台北の新市街には全くと言ってよいほど右書き看板は見当たらないのですが、ここでは、伝統を誇示するためか、真っ新な右書き看板が多数掲げられているのは印象的でした。まずは、右書きが一般的だった時代から取り残されていると思われるレトロな看板をいくつかご覧ください。

迪化街については こちらをご参照ください。

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 迪化街の中心部のお店の看板は右書き、左書きが入り乱れていて、中には、どちらから読むのかわからないようなものさえありましたが、面白かったのは一件のお店で、右書きと左書きの両方の看板を掲げたお店が多数見受けられたことです。しかも、よく見ると、右書き看板の方が新しそうなのです。新品の右書き看板は、形式や書体まで良く似ているので、最近になって、伝統復活を街全体で考えたのか、あるいは商売上手な看板屋さんが売り込みに成功したのかもしれません。


















 迪化街以外にも、古くからの老舗がまとまっている地域はいくつかあります。友人が師範大学の近く(和平東路一段附近)には、画廊や書道用具の店が多く、右書き看板のお店もあることを教えてくれ、スマホで撮影した写真を送ってくれましたのでご覧ください。次回訪問した時、じっくり観察してこようと思っています。



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