今年の8月は滅茶苦茶暑かったです。暑さの間に、台風もいくつかやってきて、広島、岡山、愛媛など日本各地で河川が氾濫し、洪水が発生しました。京都では6日連続で気温が38度を超え記録的な酷暑となりました。涼しいはずの北海道まで猛暑が襲い、日本中で、熱中症のため多くの方が救急車で病院に運ばれ、亡くなった方もかなりの数になりました。彦根でも35度を超える日が続きましたが、毎週火曜日には日本に居残っている留学生さんが元気にExcelと日本語の補習に来てくれます。私も若い学生さんから元気を分けてもらって、無事に9月を迎えることができました。
真夏の暑さの中で元気に咲いてくれる花が百日紅(日本語では「さるすべり」と読みます)ですが、今年は暑さが厳しいためか、例年に比べると花が少ないような気がします。全く花の付かない木もあちこちに見られます。写真は真夏の青空の下、元気に咲いてくれた花たちです。これを見ると、自分も元気になるから不思議なもので、開花期間中、青空の日には、一日一回はこの花を見に行くことにしています。
今年の猛暑で弱っているのは人間だけではありません。百日紅の花が例年より少ないだけでなく、家の近くにある大きな栗の木が枯れてしまいました(左側の写真)。毎年、たくさんの実をつけて、近所の人を楽しませてくれていたのですが、今年の暑さには耐えられなかったようです。少し離れたところにある若い栗の木(右側の写真)は元気に実をつけているので、暑さに耐えられなかった老木の冥福を祈ります。
今日から9月です。暑さも少し和らぎました。大学は11日に秋入学生の卒業式があります。帰国する方、日本で進学または就職する方など、進路はさまざまですが、元気に巣立って行って欲しいものです。