彦根便り(2018年 8月号)

 今年の夏は6月18日の大阪北部を震源とする地震に始まり、異常なことが続いています。その後、経験したことのないような暑さ、豪雨が続き、7月末には、これまた経験したことのない東から西に日本列島を縦断した台風により西日本が大きな被害を受けました。台風が通り過ぎたらまた、35度を超える暑さが戻ってきました。
 まず、地震ですが、関西地方は数年間、身体に感じるような地震がなかったため、多くの留学生さんにとっては初めての体験で、びっくりされたのではないでしょうか。私のところはアパートの13階のため、「震度5弱」でしたが結構激しく揺れ、本棚の本が床に散らばりましたが、食器棚が持ちこたえてくれたので、大したことなくすみました。
 地震とその後の豪雨でJRが混乱し、週に2回講義に通っている学校も休講になって、週末に補講があったり、ごたごたしましたが、やっと落ち着いたと思ったら、今度は酷暑と台風の来襲で大変な夏になっています。TVのニュースでは昔住んでいた愛媛県もかなり被害が出たようで、私の好物のミカンに影響が出ないかも心配です。
 今年の暑さは異常で、京都では38度を超える日が6日も続き、観測史上では新記録だそうです。彦根も35度を超える日が数日続き、学校から稲枝駅まで歩いたら大汗をかきました。大学は8/2で期末試験が終わり夏休みに入ります。今年も日本に残る留学生のため、毎週火曜日は学校に行き、日本語とExcelの補講を行う予定です。彼らにとって、有意義な夏休みになるよう協力するつもりです。



 悪い事ばかりではありません。ご存知の方も多いと思いますが、今年は15年ぶりに火星が地球と大接近しています。南の空に赤く輝く星は本当にきれいです。左の写真は我が家のベランダから見たお月様、真ん中の写真は中央付近を目を凝らしてみると赤い火星が写っています。拡大すると一番右の写真になります。いまだに2005年モデルのコンパクトデジカメを使っていますので、きれいに写すことは不可能ですが、実物は本当にきれいですから、天気の良い夜に是非本物を眺めてくださいね。8月末頃までは良く見えるそうです。次のチャンスは17年後になりますので・・・。
 やっと今日から8月です。これから当分暑いと思うと憂鬱になりますが、皆様、しっかり栄養を取って、この夏を乗り切ってください。

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