最初の写真は「彦根だより」の2月号に、「この植物をご存じですか?」とクイズとして提出した写真です。この問題の答えは「彼岸花」で、秋の冷気を感じると花芽を出し、例年お彼岸の中日(秋分の日)には満開となり、花が終わる11月には「葉」が出てきて写真のようになります。5月には2枚目の写真のように、一般の植物が目を覚ますころに枯れてしまい、「夏眠」に入ります。今年は夏が暑く、9月になってもなかなか涼しくならなかったので、お彼岸に彼岸花が間に合うかどうか心配になり、毎日、散歩のついでに例年咲くところを見に行ったのですが、9月18日になって下段の3枚目のように、やっと花芽が顔を出したのを見つけました。上段の群生地では雑草に隠れて花芽を見つけることができませんでした。翌9月19日には、上段の群生地に最初の一輪が咲きました。お彼岸の中日(9月22日)には、あちこちでちらほらと咲き始めましたが、満開には程遠い状態でした。下段は白色の彼岸花なのですが、22日にはようやく蕾がついたところで、開花には至りませんでした。この日は近くのお寺の彼岸会(ひがんえ)に参加し、「ご先祖様への感謝」と、「コロナ禍と異常気象の収束」を祈ってきました。
最後の3枚の写真は、お彼岸に遅れて満開になった紅白の彼岸花です。