毎年、お彼岸(秋分の日をはさんで一週間)を迎えるころには彼岸花(曼殊沙華)が日本中、至る所で開花します。今年も楽しみにしていたのですが、夏が暑く、かつ、9月に入ってもなかなか気温が下がらなかったため、お彼岸の中日(9/22)、お寺の彼岸会に行く途中にある彼岸花の自生地では、ようやく最初の数輪が雑草の中から顔を出し始めた頃でした。盛開になったのは9月も終わり、10月になってからでした。一月の厳寒期には他の雑草が冬眠している間にのびのびと葉を茂らせ(最初の写真)、涼しさを感じると花芽を出し例年だとお彼岸頃、見事な花を開きますが、地球温暖化のせいか秋が遅くなり、暦と一致しなくなってしまいました。
なお最初の写真は、「彦根だより2月号」で皆さんに問い合わせたクイズの問題です。彼岸花は他の植物が活動しない真冬に元気いっぱい光合成し繁殖しているのです。4月には2番目の写真のように枯れはてて「夏眠」に入り涼しくなると花芽が出てくるのです(3番目の写真)。彼岸花の葉は、花がすっかり枯れてから出てくるので、興味を持つ人も少なく、あまり知られていないのです。最後の写真ですが、「花以外に何が写っていますか?」
2020-9-17(水)、教師として、うれしいと共に一抹の寂しさを伴う儀式が卒業式です。今日は20名の留学生が学業を終えて聖泉大学を巣立っていきました。帰国する方、大学院に進学する方、日本の企業に就職する方など、進路は様々ですが、コロナ感染予防のため、出席人数も制限し、記念写真の撮影以外はマスクを着用し、恒例のホテルでの送別パーティーもないというちょっと寂しい卒業式でしたが、ゼミの先生や友人たちと記念撮影して別れを惜しんでいました。